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2021年12月2日

マツイ

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強風と絶景とITJ

先日、伊豆修善寺に出来たゲストハウス「ITJ BASE」に行ってきました。

修善寺温泉街のど真ん中、外観も綺麗でとっても素敵な施設です。

1階はカフェスペースで、クラフトビールを味わうことができ、2階はワーケーションスペースでフリーWi-Fi完備。3階はゲストハウスとなっており、宿泊可能。

また、ランニングステーションを兼ねているので、荷物を預けるロッカーやシャワースペースなどもあり、ランニング、自転車、ハイキングなどを楽しむ方の拠点となる施設です。

そのITJ BASEでは、今後マウンテンバイクやトレイルランニングのツアーも開催される予定とのことで、トレイルランニングのモニターツアーに参加させていただきました。

海と富士山と伊豆の景色はどれも素晴らしく、控えめに言っても最高。
伊豆トレイルジャーニーに参加している時には、苦しくて見ている暇があまりない、西伊豆の美しい自然や景色を堪能でき、地元食堂に立ち寄りながらトレイルランニングを楽しめるので、とっても楽しいツアーでした。

沼津港の食堂は海の幸がてんこ盛りで大満足
ITJ BASEではBaird Beerのクラフトビールが常時4種類楽しめます
ロープウェイでも行ける葛城山はトレイルランニングも楽しめます

さて、ITJと言えば、仁科峠から達磨山へと続くこの景色ではないでしょうか?
高い木がなく、草原の山が連なり、富士山と海が見え、とにかく素晴らしい景色。

この場所は「伊豆山稜線歩道」と呼ばれる場所で、旧天城トンネルから舩原峠まで24.5kmの自然豊かな登山道が延びる、最高のトレイルです。
ブナ林や、シャクナゲの森、笹が覆う原っぱのような稜線。伊豆独特の植生や景色が美しく、豊かな自然に癒される場所なのですが、地味にアップダウンが続き、ときにハードルのように高くなった木の根が、疲れた足に更に負担をかけ、水はけの悪い地質で雨が降るとまるで田んぼのようにぬかるみ、毎年ランナーを苦しめる場所でもあります。

さて、そんな伊豆山稜線歩道ですが、美しい景色以上に皆さんに伝えたいことがあります。
それは・・・

とにかく強い風がずっと吹いている!!!

私は、2020年のレースに参加したのですが、その年は天候に恵まれ、風もそんなに吹いてなかったので、こんなに風が強いのか!!とびっくり。
小柄な人なら飛ばされると思うほど(実際、細身の男性は飛ばされていた(笑))

これだけ風が強ければ、高い木が生えるはずがない。
なんとか風を避けようと、樹林帯の中に入るが、多少はおさまるものの、やっぱり風が強い。

ITJは風とのとの戦いである・・・と深く感じた。

さて、レースまであと約2週間。
ここから先、走力を伸ばせるか?と言ったら難しいでしょう。
ならば、道具に頼り、すこしでも快適にITJを走ってみたらどうでしょうか?

トップランナーなら6時間台でゴールしてしまうレースですが、制限時間は14時間。
スタートは夜明け前の6時、松崎港はとにかく寒い。
2021年11月末現在で、RBRGに在庫がある商品のうち、ITJに行くならコレあると便利ですよ!を、少しご紹介します。
(どれも在庫が少ないので、紹介後完売してしまう商品もあるかとは思いますが、ご了承ください。在庫がないものでも再入荷可能なものもありますので、お気軽にお問い合わせください。)

変に驚かそうというブログではなく、トレイルランニングは自然の中で楽しむものなので、どうしても天候に左右されます。
その日になってみなきゃわからないというのが本音ですが、何かあったときの為に用意しておくというのが山で遊ぶ基本なので、参考にしてみてくださいね。

レインウェア編

風が強い伊豆では、雨が降ると更に体温を奪い、低体温症を引き起こすことも。
しっかり体を覆う、動きやすいものがおススメです。

OMM / Kamleika Jacket

伸縮性が高く、しなやかな着心地で、長時間の着用でも不快感が少ないハードシェルです。ハードシェルの印象を打ち破るほどに柔らかい着心地はもちろん、蒸れずに快適な状態を保ち続けてくれます。
動いている最中もヒートアップせず、体温を保持してくれるので、天候が変わりやすい山での行動にマッチします。

THE NORTH FACE / HYPERAIR GTX Hoodie

透湿性、撥水性、軽量性を兼ね備えたレインウェア。
ゴアテックス社が生み出した「SHAKEDRY™」という素材を採用し、ザックを背負ったまま羽織える設計で、胸元のファスナーは通気はもちろん、ボトルへのアクセスが可能。ストレッチ性も高く、保水しないので濡れても重たくなることはありません。

ANSWER4 / NeoShell®︎ Jacket 02

名前の通り、素材にポーラテック社のネオシェルを採用したレインウェア。
柔らかい着心地と、優れた通気性が魅力です。
またAnswer4製品特有の高い襟首は、寒さも予防してくれます。
ダブルジッパーを採用し、体温調整もしやすいのが特徴です。

その他、オンラインストアでの販売はしていませんが、山と道「UL All Weather Jacket」も通気性、透湿性に優れ、動きの大きいトレイルランニングシーンで快適に過ごせるレインウェアです。(こちらは店頭にて販売しております)

ウィンドシェル編

強い風から身を守るにはやっぱりウィンドシェルが便利。
動きやすく、軽く、通気性が高いものがおススメです。

THE NORTH FACE / Flight Emergency Hoodie

このウェアは、名前に「エマージェンシー」とついている通り、生地の裏面(内側)はスパッタリング加工のチタンコーティングを施し、風を防ぐだけでなく、保温効果を発揮してくれるウィンドシェルです。

とても軽く、手のひらサイズにコンパクト収納可能。ダブルファスナーはベンチレーションにもなり、バックパックを背負ったまま着用できます。

ANSWER4 / Wind Shell

schoeller社の軽量リップストップナイロンを使用し、表面に撥水加工が施されているので、ちょっとした小雨なら弾いてくれます。
とにかく軽量で、コンパクトに収納可能。透湿性が高く、ダブルジッパーで体温調節ができ便利です。

ロングパンツ編

レースなんだからショートパンツでしょ!という方も多いとは思いますが、常に関門との闘いになる方や、気温の低下が心配だからタイツ履こうかな?なんて思っている方は潔くロングパンツでレース出場をおススメします。
ちなみに、私は昨年「THE NORTH FACE / Women’s White Ligth Tight」で出場しました。

THE NORTH FACE / Women’s White Ligth Tight

ストレッチ性が高く動きやすくて暖かいロングパンツです。
風が当たり冷たさを感じやすい太ももから腰回りにパーテックス間タム生地を採用し、冷たい風から守ってくれます。
また、内側は起毛ニット素材なので、柔らかい履き心地と温かさが特徴です。
また、ウェスト部分に携帯などを収納できる5つのメッシュポケット、背面にはウィンドシェルなどをサイドから収納できる筒状のポケット、太もも部分に通気を確保するベンチレーションがあり、長距離を快適に過ごせるロングパンツです。

finetrack / Sky Trail Pants

薄手なのでランニング中でもヒートアップすることなく、ストレッチ性が高いので動きやすいのが特徴です。
前太もも」と座ったときに冷たい「お尻」には「フロウラップ」という防風性・撥水性が高い素材がはいされており、動きやすさを重視した立体裁断と伸縮性の高い素材で、走りやすいロングパンツです。
背面にファスナー付きポケットがあり、携帯電話などを収納可能。
太ももに通気を確保するベンチレーションがあり、快適な走りが持続できます。

スカイトレイルパンツについては、以前じっくり紹介するブログを書いていますので、ぜひそちらもご覧ください。

ELDORESO / Rage Ikangga Pants

弾けるようなデザインが目を引くエルドレッソですが、ロングパンツはシンプルなカラーとデザインのものが人気です。
特に、このレイジイカンガパンツは、前身頃には防風撥水ストレッチ素材を、後ろ身頃とガゼットには縦横に伸びる4WAYストレッチ素材を採用した、寒いときでも動きやすいロングパンツです。
ウェスト背面に、小物や携帯電話などを収納できるファスナー付きポケットがあり、手袋をちょっとしまいたい時にも便利なヒップポケット付きです。
また、下にショートパンツを履いておけば、暑くなった時にさっと脱げるので便利。裾にファスナーが付いているので脱着も楽ちんです。
スポーティ過ぎない見た目で、普段街でのお買い物やお散歩などでも使えるロングパンツです。

中間着編

ちょっと肌寒い。そんな時にはやっぱり中間着と呼ばれるような、軽くて保温性の高いものが便利。
上で紹介しているレインウェアやウィンドシェルと組み合わせることで、熱を逃がさず、低体温症を防いでくれます。

NORRONA / falketind  Alpha120 Zip Hood

冬のインサレーションの定番と言っても過言ではないほど、多くのテクニカル売ウェアに採用されている「Polartec® Alpha®」。
本来なら表地と裏地の間に入れて使う生地をむき出しにしているウェアがこのフォルケティンです。保温性が高く、それでいて通気性も高いのが特徴で、汗をかいても蒸れを感じないため、寒い季節のアクティビティに最適な素材です。

OMM / Core Hoodie

こちらもPrimaloft® Active®素材をむき出しにしているウェアで、高い保温性と通気性を兼ね備えたウェアです。動き続けるトレイルランニングでは、蒸れずに行動し続けられることが重要です。
軽量で、柔らかく、伸縮性があり、肌触りが良いので、着用のストレスもありません。
またCore Vestは中間着としてだけでなく、インナー(ベースレイヤー)としての活用も可能です。

Teton Bros. / Run With Octa & Breath Runner

ランナーには秋冬の定番と言っても過言ではないのが、このRun With OctaとBreath Runnerです。
以前のモデルだと見た目にも違いがあったのですが、今季からはほとんど見た目変わりません。
メンズが「Run With Octa」、ウィメンズが「Breath Runner」となってますが、ウェストに絞りがあるとかではないので、体のサイズや好きなカラーで女性がメンズを選んでも、男性がウィメンズを選んでもOKです。

このウェアは保温性があり通気性も高いOctaの素材を内側に這わせ、外側はナイロン素材なので防風と撥水性があるウェアとなっています。
ウィンドシェルだけだと、風は防げるけど寒さまでは防げません。
Octaはインサレーション(中綿)素材で、保温素材でありながら、通気性が高く、運動時でもオーバーヒートしにくいという特徴があります。
ただし、通気性が高いため、風にあたるとやはり寒いんです。
なので、ナイロン素材とOctaを組み合わせ、外からの風を防ぎつつ、中側の蒸れからも解消されるというアクティブシーンでとっても便利なウェアです。

今年は去年と比べ気温も低く、すでに標高の高い山はかなり雪が積もっています。
ITJでも過去雪で中止になったり、コース上に雪が残っていたこともあったので「伊豆は温かいから大丈夫!」なんて過信せず、防寒対策はしっかりしてくださいね。

今回紹介しきれなかった、ベースレイヤー、グローブ、ダウン、キャップなど、ITJで使えるアイテムはまだまだありますので、ぜひお店のスタッフに相談してみてください!

PROFILE

マツイ | Yumi Matsui

Run boys! Run girls!山梨在住スタッフとして、主にオンライン業務を担当。練習嫌いの為、レース順位も体重も変動が多く、最近は自分自身の体調管理の為、年に1度100km以上のレースに出る事を目標にしている。最近は自分自身が出場するより、サポーターとして関わることが多いが、これまでハセツネ70k、ONTAKE100、STY、八ヶ岳スーパートレイル100km、ASO Round Trail100、分水嶺トレイルなど完走。スリーピークス八ヶ岳トレイルの言い出しぺとして、現在も事務局長として活動中。

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