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2022年6月8日

アサイセンセー

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家に帰るまでが遠足

 何故か毎回灼熱となるOSJ奥久慈トレイルですが今年も期待通り?最高気温は30℃を越えました。早朝の最低気温は10℃程度で日中とは20℃の寒暖差となりました。これは熱中症日和とビビりながら救護対応の準備をしておりましたが、湿度が非常に低いのもあり重症の熱中症は発生しませんでした。レースコースなど出走者目線のテイシュさんのレポートはこちらからどうぞ!!うーん 軍鶏丼食べたい!!

脱水からの低ナトリウム血症

 暑ければ大量に汗をかくのは仕方なし それだけ体温を下げようとしているのです。汗にはナトリウムが含まれているので水分だけでは体内のナトリウムが不足してしまいます。この状態に陥ると体中の筋肉が攣りやすくなってしまいます。水分不足・ナトリウム不足が多く発生していました。意識的に取っても足りなくなってしまうのがナトリウムです。

熱中症危険指数を計測しながら安全管理 湿度低い!!

走り切れた後にばったりと倒れる選手達

 レースですから時間や順位を競いながら全力を尽くす!これは通常のスポーツでは当たり前のことです。しかし山を走るトレイルランニングでは全力を尽くして山中で倒れてしまっては遭難し大事故になってしまいます。フィニッシュで倒れる選手を見ながら、少しばかりの余裕を持って終えて欲しいと感じるのが救護担当の願いであります。しかし最後までプッシュして全力出しきることが出来るのもレースの良さではあります。倒れた選手の中には水分補給も出来ず、手足もしびれて動けず病院へ搬送となった選手もいました。

家に帰るまでが遠足

 小学生の遠足で高尾山に行った時に聞いた話ですが、『元気に家に帰るまでが遠足』『山登りする時は下山して乾杯できるぐらいの水と元気を残しましょう』そんな指導を受けた記憶があります。レースで全力を尽くすと自宅に帰る元気がなければ病院にて一泊(入院です)することにもなります。無事に家に帰るまでがレースとなりますように追い込むのはほどほどに。

終わった時には真っ暗です。今年も長い一日でした。

PROFILE

アサイセンセー | Takayuki Asai

Polar Bear Trainer’s Team 代表
山に入るアスレティックトレーナーチーム白くま隊
トレランレースでは救護やケアブースを担当 安全に元気に走るために必要なセルフレスキューやケガの予防に必要なコンディショニングメソッド 専門性が高いスタッフが代筆として登場するかも
トレラン業界に関わって 1 0年越えていまだレースには出走したことありません。

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