バリバリばんりのよくばりランキング#2【2023年7月】
こんにちは、ばんりです。
2回目の更新となりました「バリバリばんりのよくばりランキング」。
先月1回目の6月号を投稿してから、店頭や高尾周辺の山で直接お会いした方々からは「読みました!」って言っていただけることもあり、うれしい反面恥ずかしい気持ちも。笑
ありがとうございます!
皆さんのお役に立つのか立たないのかわかりませんが、引き続きよくお買い物していこうかと思います!
さて7月号も書きましたのでぜひ。
今回も引き続きランボーでお取り扱いのないものもご紹介してるのでご了承ください。
7月には八ヶ岳にも行ってきたのでハイキングアイテムもあり、ランでもトレランでも使えるアイテムももちろんありますよ~
それでは行ってみましょう!
目次
⑦OMM / Mountain Core125
こちらは7月中旬に予定していた八ヶ岳山行に合わせて購入。
数年前に秋の北アルプスでの初テント泊用に用意した「モンベル/ダウンハガー800 #2」が手持ち唯一のシュラフで、久しぶりのテント泊&夏山にはとてつもなく暑そうだったので、今回新たに買い足しました。
「ダウンハガー800#2」は対応気温が1℃程度で秋冬にも対応するつくりなので、今回いった八ヶ岳本沢温泉の気温10~15℃で快適なシュラフをいくつか当たり、以前から視野に入れていた「化繊シュラフ」としてこの《MountainCore125》を選びました。
「ダウン派」「化繊派」なんていう議論もあったりしますが、「ダウン並みにコンパクトになって暖かいなら、ある程度湿度や水分への耐性が強い化繊のほうがちょっと雑に扱っても平気」という点で今回は化繊シュラフを。
普段から「暑がり」「汗かき気味」な自分にとってはダウンシュラフはちょっと扱いに慎重にならないといけないと思っていました。水分で羽毛がヘタってしまったり、、皮脂汚れがついて洗濯したいけどあまり気楽にはできなかったり。
今回のこの化繊シュラフならそうした面も気にせず、そこまで気負わずに洗濯できるので、山行の前後がちょっと気楽になりますね。
中綿にあたる部分には、ランボーでも人気のOMM/COREシリーズに使われている「Primaloft ACTIVE」で、その毛が直接露出していてフリースのような肌触りで、素肌で入っても心地よいのです。
(心地は良いのですが、ウェアを着て入り込むとそのフリースっぽい生地がちょっと突っかかるので、大きく寝相を変えたいときなどには少しストレスかもしれません)
実際の重量は394gでオフィシャルサイトの表記よりも若干重ため。調べる中では約8~10℃対応となっていましたが、これはそれ通りで、今回使用した本沢温泉キャンプ場では夜から明け方までおおむね13~15℃で、山と道のメリノフーディとDW5-pocketPantsの着用で、朝まで寒さを感じることなく眠れました。
しいて言うなら、足元のゆとりが少なめなので、あぐらをかいたりはできないのがちょっと難点。もちろんシェイプされていたほうが重量面でのメリットが出るので寝るだけならいいんですが、テント場で煮炊きをしたり長時間過ごしていると、もう少しゆとりがあってもいいなという気持ちになりました。
あと、しっかり寝返りをうったり足を曲げたり伸ばしたりしないと自分は腰が痛くなるのでやっぱり足元のゆとりがあったらよかったなってのもあります。(そういえば前に買ったダウンハガーはあぐらがかけるから買ったってのを思い出しました。)
それでもやはり背負うザックの軽さには代えられないものがあるので、今年の夏山はこのシュラフで過ごしてみようかと思います!
※ランボーでのお取り扱いはありません。。。
⑥TNF / Endurance Boxer Short
果てしなく続く股擦れ問題とインナーショーツ探しの旅でまた一つ試してみました。
今のところT8/Commandosが自分の最善の選択肢となっていますが、ノースフェイスからもロングラン向けのインナーショーツが発売されていました。
長時間のトレランで数回試していますが今のところ順調です。自分はかなり肌が弱めなので、3時間以上とか20km以上とかを走ると大体不都合が出てくるのですが、インナーが原因の擦れ問題は今のところ起きていません。
すそのフリーカット仕様や、縫製無しで布を超音波接着しているので肌あたりはかなり滑らか。素材自体もニット地で動きにくさもなし。「着圧」といえるほどの圧迫感もなく自然に着ていられるソフトな着用感。
値段は¥6,600とそこそこしますが満足度は高いと思います。
ニットならではのデメリットとして「ピーリングが起きやすい」ので、上に履いているショーツの糸が硬い洗濯タグ部分や、ポケットに入れたものとの相性でその部分の毛羽立ちは出やすいかもしれません。ただ自分としては、毎日履くような頻度でなければ無視できる範囲の消耗だと思っています。
もう一つしいて言うなら、「ポリウレタンの割合が30%程度と高いこと」が気になります。ポリウレタンが多ければ多いほどストレッチ性が増しますが、繊維の特性としては「水分を保持しやすくなってしまう」のです。
真夏の汗ダクダク状態から帰ってきて室内で涼んでいると、ポリ100%のTシャツは乾いてサラサラになるのに、このインナーだけなんとなく肌面に水分が残っているような感じがするのです。
カットソーと違って上にショーツを履いているという状況もありますが、この水分の残り具合で、寒い時期に過ごしたらどうだろうか?冷えないだろうか?というのは少し想像してみていますが、やはり試してみないとですね。
(ちなみにヘビロテ中のT8/Commandosはポリウレタン率10%なので肌に水分が残る印象はかなり少ないです)
いずれにしても走っている最中に気になる点が少なく快適なのは間違いないし、ポリジン加工もしてあるので臭いが出にくくて気に入って(先日の1泊2日八ヶ岳山行でも履きっぱなしでした)、いつも使うインナーのローテーション入りを果たしたアイテムです!
168cm60kgでSサイズです!
⑤Answer4 / ミニハサミ
巷で噂の「ランナーのためのハサミ」
僕はハイキングを経験した来たこともあり、エマージェンシーキットにビクトリノクスの「ランブラー」というマルチツールをいつも入れていました。
このミニハサミが出たときに改めて重量を図ってみたら、
ハサミ/やすり/プラスマイナスドライバー/ミニナイフ/栓抜き/つまようじの機能がついて「ランブラー」は30g
「ミニハサミ」は7g
ただ「ランブラー」も多機能でいいけれども、使うのハサミだけだよなぁと記憶をたどり、「じゃあミニハサミでいいじゃん」。
ぼく個人的には、指先のささくれができたときにハサミを使うことが多いです。笑
ということでエマージェンシーキットレギュラー入りを果たしました。
お値段も¥660とお手頃価格。切れ味抜群なのでぜひ手に入れてみてください。
④Answer4 / Trashbag Cascade
人気過ぎていつも買えないのですが、今回は手に入れました!いつもフォーカスライトを使っているので、これはぴったりフィット。トラッシュバッグカスケード
シンプルな作りに見えて一度入れたごみは出てこない。上下をストラップで止められるので激しく走ってもバタバタしずらくてノンストレス。
(一か所しか取り付けポイントないものだと、中身が増えてくるとそれ自体が揺れてちょっと気になるんですよね)
今のところジェルやセブンのわらび餅、おにぎりの包装など合わせて10個くらい入るのは確認してます。パンパンですけど。
③TNF / Sleeveless Dry Dot Light Crew
今年の夏3着目の購入となる「スリーブレス」です。笑
先月に2着買ったばかりなんです!詳細は6月号で。。
去年の夏から、いわゆる袖なしタイプのシャツを着るようになりましたが、袖があるだけでもう暑いのなんの。
日焼け跡とか脇毛とか気になることはたくさんありますが、涼しさは何にも代えられないです。夏シーズン序盤からスリーブレスを着だしてしまえば日焼け跡は何とかなります。笑
このドライドットシリーズは初めて使いましたが、これも「汗だくになっても肌離れが良い系」アイテムで、快適でした。
肌面に撥水糸があることで、水分が表面側に移され肌に張り付きにくくなっています。(とはいえ川にドボンしたりすれば張り付きますけど、、)
また、こうしたドット状に生地に穴が開いてるものや、そもそものメッシュが粗いもの(TetonBros./ELV1000やPatagonia/RigdeFlowShirtなど)は肌に接する面積が少ないことや、水分を吸い込んでも生地が目詰まりをしにくいことが、通気性を保つことにつながっていて、それがもたらす効果が夏には重要だと思っています。
撥水糸や撥水加工の「肌面に水分が無いから汗冷えを防ぐ」というよく言われるメリットは主に寒冷期のもので、夏時期はむしろ逆で、特に低山でのトレイルランニングなら気温/体温共に高く「汗冷え(気化熱)を発生させたい」とも言えます。
なので、撥水糸や通気しやすい目の粗いメッシュ構造が、水分の膜による生地の目詰まりを起こさず、「張り付き感が少ないこと」や「通気性が確保され肌に風が当たること」は熱伝導や換気(空気の対流)の観点から、体温を下げる気化熱を生むために必要で、夏には特に重要です。
ばんりの個人的な見解ですが、
夏時期の低山ではいわゆる「疎水ドライ系インナー」は着ないほうがいいんじゃないの?とは思ったりします。
・ドライ系インナーの効果で肌面に水分が残らない→肌面で気化熱が発生しずらくなる→高い体温が下がりづらくなる
・「肌にTシャツが張り付いて不快」という問題は解決しても、その上に来ているTシャツが水分で飽和して目詰まりを起こしていたら、結局は通気性が確保できず肌には風が当たらない→気加熱が起きない→体温下がらない。
ということも想像できます。
という理屈でインナーを着用しないか、仮に着用するなら、上に着ている「Tシャツが何なのか/どういう素材なのか」のほうが大事じゃないか思ってます。
実際の着心地としては、ザックを背負った半日以上のトレランや3時間程度のランなどで数回使いましたが、縫い目による擦れや生地の張り付きによる不快感も少なく過ごせています。
ロングレースをこれから攻略していきたい僕としては「問題が起きないこと」を重要な要素として見ていて、
6位でご紹介したノースフェイスのインナーもそうですが、今のところ問題が起きないので、このスリーブレスも無事この夏のローテーション入りを果たしました!
「さすがノースフェイス」という感じでどのアイテムも安定したパフォーマンスを発揮してくれています。
正直「びっくりするほどめちゃくちゃいい!」というわけではないですが色んな不安を考えなくていいことのほうが大事ですね。
168cm60kgで少しゆとりあるMサイズにしました!
②PeakPerformance / Bucket Hat
キャップもいいけど、夏はやっぱりハットのほうが色々と防御力アップします。
耳とか首筋とか。
走れる系ハットも最近増えてきてますが、ハイキング向けハットに近いしっかり目の作りで重たく感じたり、サイズ感の調整がうまくいかないものもあり、「これだっ!」というものにはまだ出会っていませんでした。
と、ネットサーフィンをしまくってやっと見つけました。
数年前から代理店が変わったらしい「PeakPerformance」のバケットハット。
実物を見に二子玉川の直営店に行ったんですが、「ホグロフス」も同じ代理店なようで、店内はPeakPerformanceとホグロフスが揃って陳列されていました。
以前は山岳系、しっかりめのスキースノーボードウェアのイメージが(個人的には)強かったのですが、同じ売り場にはゴルフ向けウェアもあり、いつものアウトドアショップとは少し雰囲気が違いましたね。
クリーンで高級な感じ笑
大事なハットについてですが、、
使ってみてですがこのハットは「フィット感」がめちゃくちゃいいです。
説明が難しいのですが、、、サイズ調整のゴムが後頭部を中心に、頭の周りをぐるっと片側270°くらいをカバーするのです。単純計算左右で540°分のフィット感が生まれるので、アゴひもなしで走っていても脱げることはありません。
サイズはワンサイズ展開。僕の頭はそんなに大きくないので、どれくらいの頭囲までカバーするかはわかりませんが、メーカーサイト内では「50~58cm」とのことでした。
ツバの部分も適度な硬さで、汗だくになっても垂れてきません。ただ、持ち運ぶときは小さく畳めるちょうどよいバランス。
デザインもロゴだけのシンプルな見た目で、お店と同様クリーンな感じ。カラーも涼しげなホワイトや普段使いにも良いネイビーがラインナップ。
自分は夏の日除け用なのでホワイトを選びました。
ホワイトは夏っぽいネオンイエローのアクセントで、とても気に入っております。
ちなみに、取り外しできるアゴひも付きです!
お値段は¥7,590-北欧価格という感じですね。笑
みなさんも夏が終わらないうちにお試しあれ~
①On / Cloudmonster
こちらはランボーにてお取り扱いがあります!
個人的にはこのシューズは今のところ「帰宅ラン用ジョグシューズランキング1位」となりました!
6月の奥信濃のレースが終わってから、次の信越110kに向けて、帰宅ランの頻度を上げたいと思っていました。
20km以上のロングランの頻度を上げつつ、疲労をため過ぎないよう、長距離を快適に走れるシューズが必要となったわけですが、そんなタイミングでランボーにこのCloudmonsterが再入荷したのです。
Onのシューズは以前から定番のCloudを普段履きやジョグ用に使ってきたことはありました。そういえば数年前の人生初ハーフマラソンはCloudだった気がします。
軽くてフィット感良くて、見た目が良くて。
Cloudmonsterも発売後から実は気にはなっていたのですが、人気過ぎて買えない時期があったり、「ちょっと流行り物かな」なんて気持ちもあったりで買うタイミングを逃していたのです。
ただランボーに来るお客さんやネットで出回る評判からもマイナスなことはあんまり聞かないので、ひとまず試してみるかと購入に至りました。
アッパーはしっかり硬めで伸びにくいメッシュ素材。余分に伸びないので足へのフィット感が高く感じられます。
逆に言うと甲が高かったり、幅が広すぎたりする人にはサイズ感が難しいかもしれません。ランボー店長のりょーさんは2サイズくらい上げて履いてました。
ただそのおかげか、厚底シューズで想定される「着地時のぐらつき」は少なくかなり安定した走り心地です。
これはミッドソールや間に挟まっているプレート「Speedboard®」の効果とも相まった「シューズ全体の安定感」の高さにもつながっていると思います。
走行感としては「クッション良い」&「反発ある」&「安定感」でとてもバランスの良い感じ。
ぼく個人的には足裏に「小さなロイター板」が付いているイメージで一歩一歩が楽に進むような印象を持ちました。いつも通りのフォームで走ってると勝手にストライドが少し伸びる感じ。
このブログ書いてる段階で70~80kmくらい分使いましたが、足にも馴染んできてだいぶ調子が良いです。
坂練やジョグよりペースの早い閾値走などでも使いましたが、シューズの重さは少し感じるものの守備範囲内。回転数を上げたいインターバル走とかだと少しもたつきを感じるので、履き替えたくなりますが、まぁ別にいいかなというくらい。
そしてジョグペースの帰宅ランにはもってこいで、少し荷物を背負ったロングランにはベストマッチだと感じています。
もし日々の健康のためのジョギング用や、僕みたいに帰宅ラン用(&普段履きもしたい)シューズを探している人にはぜひともお勧めしたいシューズです。
とりあえずなんにしろ見た目がかっこよいの大事じゃないですか?笑
ランニングの練習会に参加してて色んな練習メニューをやるけどできれば1足で済ませたいみたいな人にも良いですね。
最初にも書きましたが、サイズ感はちょっとタイト(伸びない)で困る方もいるかもしれません。幅細めか普通くらいな人ならそのままのサイズで。やや広めor甲高めな人はサイズアップを検討してください。
もしかしたら履き口の壁(?)が高いので、くるぶしやアキレス腱にあたる部分が擦れちゃう人もいるかもしれません。僕も最初の50kmくらいは少し擦れましたが、それ以降は馴染んでか気にならなくなりました。
というわけで個人的「帰宅ラン用ジョグシューズランキング1位」のOn/Cloudmonster、気になる方はぜひ。
というわけで今月のランキングいかがでしたでしょうか!?
1位はOnのクラウドモンスターでした!
今月全然ランボー取り扱いアイテム試してないなって思ってたら、後半にこのシューズに出会って、いつの間にかめちゃくちゃ使い倒してました。笑
(ご紹介した中でランボーでお取り扱いのあるアイテムも結構品切れのものが多くすみません。。。気になるものがあれば、オンラインストアの再入荷通知を登録してお待ちください!)
ちなみにこのブログを書いてる8月現在、日本は夏山シーズン真っ盛りで、毎週毎週みなさんが山に行ってる様子を見て羨ましく思いながら、自分の次の山行計画を立てるのが楽しくもあります。
ただ本当は、9月の信越五岳に向けて林道練も頑張らなくてはいけないのですが、この時期はテント泊もしたい!でも休みの日に限って天気が悪い!そして「高い山用に」とか言いながら、また色んなアイテムをサーチして欲しくなるっていうサイクルです!こればっかりは仕方がない笑
みなさんも暑さに負けず無理せず、楽しくお山に行ったりジョギングしたり、あと少し夏頑張りましょう。
というわけで、みなさんも良いお買い物を!
それではまた来月!
ばんり