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2024年8月20日

ばんり

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信越110km2023のタイム振り返りました【信越五岳トレイルランニングレース】

スタッフばんりです。

8月も半ば、お店には信越五岳を控えるお客様の来店も増えてきました。

昨年僕は110kカテゴリーに出場して無事完走しました。
ギアのことはその時に振り返りをしているのですが、タイムのことについては触れていなかったので「初完走」を目指す方々の参考になればと、このタイミングで自分のログを確認してみました。

COROS / APEX 2 Proを使ってました。GPSは標準フル。

ちなみに当時は2回目の100km級レース出場で「完走目標」「SUB21」を目安に。
当時の走力としては、その前年にFTRみなの50kで制限時間ギリギリ12時間で完走していたり(水分不足で全身攣りながらゴール)、カロスのマラソン予想タイムがSUB3.5くらい(当時はフルマラソン未経験)という感じでした。信越直前の数カ月は毎月約200km前後(よくて300km)のロードとトレイルの練習量。

そして目安の「SUB21」はランボーのブログ「出張版トモズセオリー#39: 信越五岳100M/SUB32 & 110K/SUB21完走タイムテーブル」をまるっきり参考にしました。

スマホでその表をスクショして「時刻」「関門時間」をiPhoneのマークアップ機能で記入して、待ち受け画面にしてレース中はそれとずっとにらめっこしていました。

TOMOさんのブログをスクショして
「時刻」「関門時間」を書き込んで待ち受けに。

各エイド到着/通過時に「計画に対してどれだけ早いか/遅いか」。次のエイドまでのこの何kmは何時間で進みからこれくらいのペース間で歩こう/走ろう。など考えながら。

エイド間が大体10km~15km程度なので、同じくらいの距離のいつもの練習コースのスペックを思い出しながら、ペース感を整えたり、水の残り具合を調整したり。

レース中に決めていたことは、

「がんばらない」→心拍数でペース管理。150bpm台で心拍数をとどめる。大体「マフェトン心拍」※熊坂-黒姫間の「関川」は暑すぎて歩いてるだけでも150だったので歩きとおしました。そのかわりその間は水分含めた補給をしっかりめに。そのおかげで後半も走れたと思います。

「1時間に1度必ず補給(ジェル)と塩熱サプリと水」→カロスの1時間に1度のタイマーを使って補給を怠らないように。

「飛ばさない」→信越五岳対策セミナーで石川弘樹さんが口を酸っぱくして何度も言っていたこと。結論「飛ばすところはない」笑

と、このあたり。
あとはTOMOさんのポッドキャスト聞いたことある人なら知ってる「はじめの70マイルは賢く走れ。のこりの30マイルは気持ちで走れ」の言葉。
信越110kに当てはめるなら「はじめの77km(大橋林道)までは賢く、そこから先は気持ちで走る」ということになる。実際そうだったと思います。大橋林道クリアして、戸隠スキー場につくころには「もうあとは前に進むしかない。とにかく走ろう」って気分でした。

距離SUB21経過時間(時刻)SUB21区間タイム実際の経過時間(時刻)実際の区間タイム
スタート0km0:00:00(5:30)0:00:00(5:30)
荒瀬原(WS)14km2:16:00(7:46)2:16:001:56:00(7:26)1:56:00
バンフ19km3:29:00(8:59)1:13:003:02:00(8:32)1:06:00
熊坂35km6:13:00(11:43)2:44:005:46:00(11:16)2:44:00
黒姫(15:00関門)49km8:33:00(14:03)2:30:008:28:00(13:59)2:42:00
笹ヶ峰(17:00関門)60km11:02:00(16:32)2:19:0011:10:00(16:40)2:42:00
西登山道(WS)70km12:53:00(18:23)1:51:0013:13:00(18:43)2:03:00
大橋林道76km14:14:00(19:44)1:21:0014:32:00(20:02)1:19:00
戸隠スキー場(23:30関門)88km16:29:00(21:59)2:15:0016:53:00(22:23)2:21:00
飯綱林道98km18:51:00(24:21)2:22:0019:24:00(24:54)2:31:00
ゴール(27:30関門)111km21:00:00(26:30)2:09:0021:24:00(26:54)2:00:00
2023信越110kばんりのタイムチャート(左)&結果(右)。タイムチャートはTOMOさんブログを参考にペースト。各エイドでしっかり測ってたわけではないので、ログから大体の位置で経過時間を抽出しました。秒単位切り上げ。

タイムを見直してみると、

前半熊坂までは想定より約30分も早めに入っていて(青字)、結果としては熊坂の段階でかなり疲れていました。日の上がってくる&高い時間帯で消耗も早いのに、下りの林道で飛ばし過ぎました。
結果として関川沿いで歩いているにもかかわらず心拍数が高い状況になってしまったかなと。

各エイドは約5~15分の滞在。トイレ行ったり、応援や知り合いの多いところは滞在長め。

その後黒姫以降は想定より遅めに通過(赤字)。疲れの影響もあってか。
笹ヶ峰直前ではゲリラ豪雨にもあたり、笹ヶ峰滞在時間も長かったような。
笹ヶ峰以降は雨の影響でサーフェスがかなり悪く、走れそうな林道のくだりもなかなか走れず。(大橋林道までの間に、泥の水たまりの中歩くとか、泥でつるつるのくだりとかありました)。

それでも関川で「頑張らなかった」おかげか、雨が降ってクールダウン出来たからか、戸隠スキー場以降の林道もコンスタントに走ることができました。大体キロ6~8分くらいでなんとか。たまに来る急な登りも心拍上げ過ぎず足が止まらない範囲でしっかり押せましたし。

あとはカロスの「エレベーションマップ」めっちゃ見てましたね。
「ナビゲーション機能」のうちの一つで、レースのGPXデータ表示させながら記録開始するとマップの次の画面に「高低図」が出て(拡大縮小もできる)、自分が上り区間の大体どこにいるのかが把握できたりします。(ガーミンなら「クライムプロ」?)

一つ一つの登りを攻略していく気分で使っていましたが、精神的にはかなり余裕が出たと思います。

似たような感じでこうした「SUB21」などのタイム設定は現状把握にも役立つので「一つ一つのエイドを攻略していくこと」という直近の目標がわかりやすくなっていいかなと思います。

今年はどうなるんでしょう?楽しみですね。ちょっとコース変更になっていると小耳にはさんだりしましたし、当時の天気も気になるところです。(何が来ても、どんなトラブルに見舞われても大丈夫なようにしましょう!)

ご参考までに。ギアの話はこちらから

ばんり

PROFILE

ばんり | Banri Uehara

2018年にハイキングの延長でトレランを始める。元々ランボーのお客さん。TOMOさんのPodcast"100miles100times"を聞いて育つ。高尾に通いすぎて高尾で働き始めたり、ギア好きが高じてショップで働き始めたり。現在の目標はロングレースを走れる身体の丈夫さを身につけて、山をもっと自由に走って歩いて、立ち止まって景色を見渡して過ごせるようになること。

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