「カッコいいトレイルランナー」になろう
今日のテーマは「カッコいいトレイルランナー」になろう。って、カッコいいというのは例えば、”走るのが速くていつでも表彰台のランナー、オシャレでセンスの良いランナー”っていうことでは決してないです。
僕が所属しているRun boys! Run girls! Trail Running Club(通称ランボーズ)では「山のルール、マナーをしっかり守ってトレイルランニングを楽しむ」ことが出来るランナーをカッコいいトレイルランナーとしています(また、年間最低一回のトレイルへの貢献活動も必須としています)。
ただ、ちょっと視野を広げてみると、日本国内ではトレイルレースの増加に比例して競技人口が爆発的に増え、山でのルールやマナーが中々浸透していないのではと思います。
先日もすれ違いで走り去るランナーやハイカーさんの多いメインルートを止まらずに下っていくランナーが何人もいましたので注意をさせてもらいました。ゆっくり歩いているハイカーさんからすればただの暴走ランナーです。
一部のこういったランナーがいることによってトレイルランニングの評判が悪くなっているのはとても悲しいことです。
ロードをメインで走っているランナーやこれからトレイルランニングを始めようとしているみなさん。山にはルールとマナーがありますので、それらをしっかり認識してから山に入りましょう。また、トレイルランニングは自然を相手に行うリスクのあるアクティビティです。常にその自覚を持って行動しましょう。
以下に、トレイルランニングのルールやマナーに触れたものを二つほどご紹介します。
トレイルランニングのマナー/熊野古道オールドトレイル
http://kumanooldtrails.com/agreement.pdf
その1 気持ちよく「こんにちは」の挨拶を
トレイルランナーも登山者の仲間です。山では登山者同士のあいさつは常識。山でのマナーに従って積極的に気持ちよく挨拶を交わしましょう。その2 トレイルでは上り優先
狭いトレイルですれ違うときは、原則として「登ってくる人が優先」が山でのルール。下りでは立ち止まって道を譲りましょう。逆に自分が登りの場合でも、下りの登山者に道を譲るくらいの気持ちを持ちましょう。その3 追い越しはゆっくり歩いて
ハイカーを後ろから追い抜くときには、ゆっくり歩いて追い越しましょう。また相手に自分の接近に気付いてもらえる気配りをしましょう。後ろから突然声をかけるとびっくりさせてしまうケースもあるので、遠くからわざと足音を立ててみるなど、状況に応じた対応をしましょう。その4 トレイルを踏み外さない
山や植物の保護のため、トレイルを踏み外さないようにしましょう。また、丸太の階段などは、トレイルの土砂の流出を防ぐ役割もあります、原則として脇の部分などを通らないようにしましょう。その5 森の生態系を守りましょう
外来植物の種を持ち込んで、森の生態系を破壊しないために靴底を洗浄した靴で走りましょう。その6 集団で走らない
他の登山者の迷惑にならないよう、大人数で山に入る場合は、少し時間差をつけて少人数で走るようにしましょう。また混雑する時期や場所は避けましょう。その7 ごみは持ち帰る
自分のごみは必ず持ち帰りましょう。またトレイルに落ちているごみも積極的に拾って帰りましょう。その8 携帯トイレを準備しよう
人間の糞尿も生態系に影響を与える可能性があります。トイレがない場所では、携帯トイレを使用しましょう。その9 自己責任の自覚を持って行動しよう
山に入れば、すべてが自己責任です。トレイルには危険な箇所、迷いやすい箇所もあります。また山の天気は変わりやすく、スズメ蜂や蛇など危険な動物もいます。ぜったい山を甘く見ないこと。安全対策をしっかりしてから山に入るようにしてください。
標識だけに頼らず地図を必ず携行し、現在地を確認しながら進みましょう。
無理のない計画で、体力にも時間にも余裕を持って行動しましょう。
トレイルランニングのルール&マナー(リンク集)/ Run boys! Run girls!
5年前の記事ですが、上に引用したルール・マナーからもう一歩踏み込んだ情報へのリンクがあります。
暖かくなってきて本格的なトレイルシーズンに入りますが、山には目的の異なるざまざまな人がいます。それぞれが楽しめるよう、道を譲りあい、困っている人がいたら助けることができるカッコいいトレイルランナーになりましょう!
3月2日に台湾で開催された棲蘭ウルトラトレイル100に参戦してきました。
このレースは距離:100km、獲得標高:2400m、標高1,800m~2,000m付近の林道をひたすら走る我慢大会レースで、日本のレースでいうとONTAKE100に似ています。
コースは、普段は国有地で許可が無くては入れないエリアを、このレースで特別に開放しています。標高が高いので日が昇ると雲海が見えたり、とんでもない高さの台湾杉があったりと日本とはまた違う雰囲気のトレイルレースで去年に引き続き2回目の参戦でしたがまた楽しめました。
結果は9時間7分 3位
70km過ぎてから苦しい時間が続きましたが粘れて良かったです。昨年11月からのトレーニングの成果が出てきたようです。
次のレースはUTMF
今年の目標はサブ24
ウルフ