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2019年4月23日

オショー オショー

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第1戦・東丹沢宮ヶ瀬TRの振り返りと第2戦・道志村TRに向けて

皆様、こんにちは。
Gコ山TRC所属のO-show the ripperです。

今回は、先週末の東丹沢宮ヶ瀬TRの振り返りと、次戦・道志村TRに向けた取り組みに関するシェアです。



【目次】
1.東丹沢宮ケ瀬TRの結果
2.東丹沢宮ケ瀬TRにおける走りの検証
3.道志村TRに向けて何をするか?
4.道志村TRをどう戦うか?



前回のブログを公開した後、色々な方からブログをより見やすくする方法をアドバイス頂きましたので(ありがとうございました!)、今回は目次と小見出しなどをつけてみました。

 

では、早速いってみましょう!

 

1.東丹沢宮ケ瀬TRの結果

写真提供:らーめん小川・成瀬康夫監督

SNSなどでは既にお伝えしておりますが、改めまして、先週末4/21のNESチャンピオンシップ第1戦・東丹沢宮ケ瀬TRの結果をご報告します。

●タイム2時間47分49秒
●総合6位入賞

前回のブログにて、東丹沢宮ケ瀬TRを「本気で優勝を目指す走りをする」レースとして設定しましたが、御覧の通り、「優勝」は未達であります。

「らーめん小川」の名取君の素晴らしい走りには全く太刀打ちできませんでした!改めておめでとうございます!

 

一方で、「本気で優勝を目指す走りをすること」ができたかどうか?に関してはどうでしょうか。

レース直後には、上の通り「出し切った」とツイートしていましたが、少し冷静になった上で、客観的にそれが本当に達成できていたのかどうか?改善できる点はないかどうか?は検証する価値があるのではないかと考えます。

 

2.東丹沢宮ケ瀬TRにおける走りの検証

目標にしていた「優勝を目指す走り」というのは、極めて主観的で、かつ、抽象的な表現です(「オショーの気持ちの問題やん」的なw)。

勿論、「気持ち」がとても大事なのは言うまでもないのですが、気持ち“だけ”に頼ると、レースでアドレナリンが出まくった状態では制御不能になる危険性を孕んでいます(ただのギャンブルになってしまう)。

そこで、実際の現場では、「気持ち」も大事にしながら、併せて「心拍数でも走りのレベル感を管理する」という極めて古典的なやり方での運用を行いました(勿論、心拍数も万能ではない、という事実は理解した上で、です)。

具体的に今回設定したのは、
「LT以上OBLA以下に相当する心拍数のレンジ内で走り続ける」+「レースの局面によっては心拍数がOBLA超えすることも許容する」(←これが「気持ち」に対応したノリシロです)
というものです。

※用語解説:”LT”と”OBLA”とは?

それぞれ「Lactone Threshold(乳酸性作業閾値)」と「Onset of Blood Lactone Accumulation」の略称です。両者共に、運動強度に対する血中乳酸濃度の測定によって測定できる値になります。

LTは、血中乳酸濃度が運動強度に対して急に上がる値であり、糖の利用が高まり脂肪の利用が低下する強度に相当します。一般的にフルマラソンなどの長距離の場合は、LT未満に相当する強度で走ることが好ましいと言われています(逆にLTを超えた強度で走ると体内の糖が早く使われることになり、エネルギー切れによる後半の失速などを招きやすい)。

一方、OBLAは、血中乳酸濃度が4mmol/Lとなる運動強度に相当し、「維持できる限界の強度」といった意味付けがされています。フルマラソンの話で言えば、一般の人がOBLAを超える強度で走るのは「かなり突っ込みすぎ…」というイメージでしょうか。

※一部私の主観も入っておりますので、正確かつ詳細に知りたい方は是非調べてみてください!

従前は「LT近辺の心拍数をキープしながら走る」というのがレースでの基本的な強度設定でしたので、今回はいつもよりもかなり攻めた設定(後半で失速する可能性を許容した設定)になっていることはご理解頂けるかと思います。

実際のレース中の心拍数の変遷は以下のグラフの通りです。

平均値:147、最大値:161

直近での私のLT=144、OBLA=155(※涼しい室内でトレミにて測定)であることを考えますと、一見、上述の設定強度をかなり忠実に走ったようにも見えます。
が、明確に言語化はしていなかったものの、事前に想定していたのは「全体の平均値が結果的に150±1となっているグラフ」でしたので、「もしかしたら、“もう少し攻めた走り”をする余地はあったのではないか?」というのが、私自身の正直な感想です。

では、実際に“もう少し攻めた走り”=「全体の平均値が150±1となる走り」ができていたら、もっと良い結果が出ていたのか?それとも実力以上の出力となってしまい悪い結果になっていたのか?
…当然ながらタラレバの問いへの答えは雲の中であります。

ただ、この検証によって、
・レース中の各局面で、心拍数の数値やリアルタイムに感じるキツさから総合的に判断していた強度設定と、
・最終的にレース全体を俯瞰した時の強度設定
との間に僅かに乖離があることが見えてきました(この乖離がゼロになった時に初めて「真に100%出し切った!」と胸を張って言えるのではないか?と私は考えます。)。

この章の最後に、今回のレースから私自身が得た学びをまとめます。
なかなか言語化がしにくいのですが
「レース中のあのタイミングで感じたあのキツさより、もう少しだけ頑張ってみるような試みも選択肢になり得るかもしれない」
というような、フンワリとはしつつも、残りの3戦において「更に、一歩踏み込む走りを試みるかどうか」を見極める判断材料(勿論、コースの特徴、レース当日の身体の調子、レース中の局面などを鑑みながらになります)になり得るモノを確かに得たことです。
この学びを先ずは次戦・道志村TRに活かしていこうと思います!

 

3.道志村TRに向けて何をするか?

話が少し変わってレース間のトレーニングの話です。
実は、チャンピオンシップ4戦の中で第1戦と第2戦との間が「3週間」と最も詰まっています。

今週(4/27まで)は、レースからのリカバリーに徹していますし、レースの10日前(5/2~)からはテーパリング期に入ります。
したがって、実質的なトレーニングができ得るのは4/28~5/1の4日間ということになりますが、この短い期間で何かの能力を伸ばすことは現実的には不可能です。

この前提は受け入れた上で、それでもレースに向けて何かをしたい(せずにいられない)私の場合は、
①現状のパフォーマンスを維持するためのトレーニング
②道志村TRのコースの特徴に併せたトレーニング
に使うことを事前に計画しておりました。

①は、スピード練などによる心肺能力の維持などです。
強度の高いスピード練ができるのは、中4日の内に限りますが、テーパリング期にも刺激入れとして短めのダッシュなどを取り入れて、心肺能力が落ちることの無いように努めます。

②は、距離に対する累積強度が4戦の中でも高めの道志村TRのコースに併せて、坂道や階段を使った垂直方向のトレーニングなどを行います。

これらは事前の計画からは変更は加えず、粛々と進めていきます。

 

4.道志村TRをどう戦うか?

前回のブログでの目標設定「年代別入賞圏内を目指す走りをする」からの変更はございません。

ただ、心持ちとしては以下のツイートのように「前向きなモード」に切り替えることで、心理的な障壁を可能な限り下げて本番に臨む所存であります。

何だかんだ、気の持ち様は大事!

 

レース自体の戦略は、昨年ツイートした以下のものに倣います。昨年はこの戦略を実行し、かなり巧く戦えた感覚を持っています。良かったモノは踏襲していきます。

以上が、第1戦の振り返りと、第2戦に向けた取り組みのご紹介でした。

本格的にトレイルシーズンに入り、皆さんの勝負レースなども開催されることと思います。
皆さんのご健闘を強く願っております!
お互い、苦しさも楽しみながら頑張りましょう!

Happy trails!!!!

では!

O-show the ripper

 


 

レースに向けた私のトレーニング内容は全てStravaに、各トレーニングへの所感や日々の呟きはtwitter, instagramで晒しております。ご興味があれば覗いてみてください。
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また、私がブランドフィロソフィーに強くシンパシーを感じ、所属させて頂いている「Gコ山TRC」の母体となるGreat Cossy Mountainのホームページも是非ご覧ください。
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PROFILE

オショー

オショー | O-show the ripper

切り裂き和尚 a.k.a. O-show the ripper|Father, Bookworm, and Elevation Junkie.|Gコ山TRC所属。
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