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2019年10月3日

TOMO

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出張版トモズセオリー#8「長期的にものごとを見る」

ワクワクするような目標が決まってテンション高くやってみたものの続かなかったこと。目標までのトレーニングメニューを決めたものの、成長してるのか疑問を持ち始めてモチベーションが下がってしまったこと。レース中にオーバーペースで後半潰れてしまったこと。

こんなことを経験したことのある人、また今まさにその瞬間を過ごしている人、僕自身ももちろんこのような経験したことがあります。そんな時は大抵ものごとを短編的に見ている傾向があります。

例えば100マイルのレースに向けてトレーニングを組み立てていく中で、大きく分けて3つのフェーズ(ベース、ビルド、ピーク)があります。このフェーズの中で更に細かいフェーズ(レペ、インターバル、テンポ走、ロング走)に分かれていきます。ランニングのレベルを上げることはロジックだし数学と一緒です。だからレースが決まった瞬間に自分がどのくらいの結果やタイムを目指すかによってレースまでの練習メニューはほぼ一日単位で決まってきます。そんな完璧なメニューを設定したものの、日々のライフスタイルで忙しくなったときや、世の中の波に揉まれ辛いことがあったときや、疲労が溜まってモチベーションが下がってしまったときに「本当にこのトレーニングで強くなっているのか?」「やってて意味あるのか?」などと疑問を持ち始めてしまうことがありますが、そんな時は物事を短編的に見ている傾向があります。

レースの時もそう、自分にあった完璧なタイムテーブルを作成したのに、周りに流されて前半に突っ込んでしまってセオリー通り潰れてしまったり。タイムテーブルを作っている時は頭では分かっていても、実際にレースの雰囲気に飲み込まれて流されてしまう場合もやっぱり短編的に物事を判断してしまっている傾向があります。

Photo: Gary Wang (Ultra Running Magazineより)

長期的なプランを決めたなら、やり通すことはとても大事です。

僕の中期的な夢は100マイルを100回完走すること。今は42歳なので、残り8年、自分が50歳の時に夢が叶う予定です。長期的な夢は90歳になったときに100マイルレースのスタート地点に立っていること、そして完走をすること。今は生まれてもいない若い子達や、今いるトレラン仲間らと一緒にスタートラインに立って100マイルの楽しさについて、あーでもない、こーでもない、と話していたい。

そんなことを考えただけで、どんなに辛いトレーニングでも頑張れそう。その瞬間を夢見てまた明日も頑張ります。

TOMO

PROFILE

TOMO | Tomokazu IHARA

井原 知一、2007年、IT企業から、スポーツ商社へ転職。当時、身長178センチ、体重98キロ、BMI32の肥満。直後、その体格から、BMIを下げるダイエット企画の社員サンプラーとなる。1日30分、毎日トレッドミルで走った結果、3ヶ月で7キロの減量に成功。それ以来走ることがライフスタイルとなり、トレイルランニングとも出会う。
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10年前、はじめて走った5キロは「挑戦」だったが、今では100マイルを走れるようになる。100マイルの楽しさにはまり、現時点で100マイルを47本完走(2019年1月時点 日本人最多)。現在の夢は100マイルを100本完走することと共に走る楽しさを広げていくこと。

WEB: https://tomospit.com/

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