そろそろ再始動(始動って何?)

昨年のハセツネの中止が決まった後から、レースに向けたピーキングというのはしていない。
勿論、当時は「一度休んでから、例年通り、春の勝負レースに向けてピークを作っていこう」とか思っていたけど、ご存知の通り、状況は例年とは変わり、そのままもうすぐ1年近く経とうとしている。ピーキングをせずに過ごすのがこんなに長い期間に亘るのは数年ぶりだ。
なんでそんなことを書いているか、というと、勝負レースなど無いにも関わらず、トレーニングは例年と同様のレベルで積めている、という自分の現況に関して、今日は先ず話したかったからだ。
従来は「事前に設定した目標となる勝負レースがあるからこそ、それに向けてハードなトレーニングに打ち込めている」という意識が強かった。が、そういった目標が無くても特に変わらずにハードにトレーニングできるんだな、という自分への新鮮な驚きがあったのだ。
この辺りは前回のブログで記した様な「走るための明確な理由や目的というのは不要になっていく」という話とも相関するのだと思う。前回は「走る行為」自体の話をしていたが、その一歩先のフェーズである「日常的にハードにトレーニングを積むこと」に関しても、同様に生活の中の一つの『習慣』の様になったのかもしれない。
身体の調子は波の如し🌊
さて、日々それなりの強度でトレーニングをしていると身体の調子の変動にはとても敏感になる。勿論良い時もあれば悪い時もある。イメージとしては「波」のように周期性をもって繰り返すのだ。
年齢と共に調子の波の周期は長く、かつ、波の高低差が広がっている感覚がある。特に、調子が落ちるときは、より落ち込みが強くなり、しかもその状態がより長く続く感じがする。
こういった身体の変化自体は生理的なものであり、加齢と共に必ず起き得るものなのだろう、と諦めている(仕方がない)。
自分自身でこういう実感を日々重ねる中で気付いたことだが、歳を重ねる毎に一年前と同じレベルを維持することだけでも大変になっていく(若い時なら「停滞」と卑下しているかもしれない!)。
況や昨年よりもよりレベルアップしていく、ということが如何に難しいことか。それには、途轍も無い努力と自分の身体への配慮が必要なのは言うまでもない(でも敢えて口にして言いたい)。だからこそ年齢をモノともせずに結果を出し続けるアスリートへの畏敬の念は強まるのである。
話を戻そう。
今の自分にとって「身体の調子の良い時期」というのは以前よりも貴重なものになっているし、そういう時期に突入した時は心から嬉しくて、自分の身体への愛おしさを強く感じる程である。
冒頭で話した通り、以前ならその貴重なタイミングをレースに合わせ込むような工夫、所謂「ピーキング」をする訳だが、レースがない今は無下にその貴重なピークが過ぎていく。
これが何だか、折角訪れるゴールデンタイムをドブに捨てている様で、最近はすごく勿体無い気分になってきていたのだ(貧乏性ですね)。
そんなことを考えていたときにたまたまタイムラインに流れてきたのがコレである。
端的にいうと私は岩出選手が好き、なのである
このツイートを見てビビッときた自分は「SAURUSマラソンチャレンジ」なるバーチャルイベントのフルマラソンの部に即エントリーをしてしまった。
と、いうことで、11月21日 (土) ~ 29日 (日)のどこかでフルマラソンを走ってみる。
フルマラソンを走るなら当然目標はPB更新である。
あと残り2ヶ月。久しぶりに明確な目標を持ってトレーニングに励んでみようと思う(と、いう意味でのタイトルの「再始動」です)。
今回のブログに書いた理由?
それはただ一つ。
退路を断つ!
このブログ公開をもちまして、やらない理由が立てられなくなりました\⍩⃝/
ちす!
オショー
(参考)オショー’s フルマラソン全記録
- 2011年11月 湘南国際 4:27:53
- 2012年11月 湘南国際 4:04:25
- 2014年2月 東京 3:26:18
- 2015年1月 勝田 3:11:48
- 2016年1月 勝田 3:05:13
- 2017年1月 勝田 2:57:04
- 2018年1月 勝田 2:57:54
- 2019年1月 勝田 2:48:54(PB)
- 2020年11月 新横浜 2:4x:xx ???