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2022年8月8日

トモミ

199

vol.19 ONTAKE100マイル完走記

長野県王滝村で3年ぶりに開催された『ONTAKE100』に参加してきました。今回、100マイルの部を走り無事に完走。

まず私のONTAKE100の戦歴はこんな感じです。

2017年 100km 11:20:17
2018年 豪雨による林道崩落のため中止
2019年 100mile DNF
2020年 コロナの為中止
2021年 コロナの為中止
2022年 開催!

前回のブログでも書きましたが、今年は3年ぶりの開催ということもありこのレースをターゲットにして練習を積んできました。

レース概要

OSJ ONTAKE100
http://www.powersports.co.jp/osjtrail/22_ontake100/course.html

・100kmの部 104km/2600mD+
2022年7月17日(日) AM0:00スタート(制限時間20時間) 

・100マイルの部 162km/4000mD+
2022年7月16日(土) PM8:00スタート(制限時間24時間) 

100kmを14時間以内で完走すると100マイルの出走権が得られます。

初めてONTAKE100を走る際は必然的に100kmを走ることになり、かつ大半のランナーが出走権を得られる14時間切りを狙っている印象です。

今回のコースは、周回コース。

100kmの部はステージ1の上松(あげまつ)とステージ2の滝越(たきごえ)を1周ずつ。100マイルの部は若干コースの違うステージ1を2周してからステージ2を1周します。 

コースが発表された時は、コースの概要こそよくわからないものの周回コースなのでほっとしましたw(周回好きなので)

レース直前

宿で仮眠をする為、お昼12時にはスタート会場の松原スポーツ公園に到着。会場にいた友人たちとお喋りしたりブース出店を見たりして13時のランナー受付を待ちました。

この時点では晴天。「天気予報を覆してこのままの天気が続ければいいのになー」なんて思ってましたが、甘くはなかった。宿に到着して4時間ほど仮眠していたところ雷雨の音で目が覚めました。

大雨で雷鳴ってるのに走るのかぁと思いつつスタートの1時間前に会場へ。少数精鋭の100マイルのランナーは皆さん強そうに見えました。

100kmの選手が沢山応援に来てくれていて、お祭り感溢れる中20時に100マイルの部門がスタート。

1周目(7:08:12/区間順位62位)

スタート時は小雨がパラつく程度でした。しばらく15kmくらいロードを進みますが、みんな速い速い。

キロ6:30で走ってるのに大多数の選手に抜かされて、林道の登り区間に入るまではほぼ最後尾。1周目は飛ばさないで走る予定だったので周囲は気にせず自分のペースで走りました。

長い林道の登りに入ってから、潰れた選手達を拾いつつ途中知り合いに何人かに会ったのでお喋りしながら心拍の上がらないペースで進みました。

コース終盤の約20kmに及ぶ林道のくだりでだいぶ足を削られた感がありましたが、1周目はあっという間に終了。

2周目(7:32:12/区間順位35位)

登りは走れるが下りのペースが遅く、途中で会った知人に登りで追い越しくだりで抜かされを繰り返しました。

長い林道の登りに入ったところでハプニングが。どうも力が出ないなと思っていたらハンガーノックになっていた様子。いつも通りのタイミングで補給を摂っていたところ、雨で身体が冷えたためか補給が全く追いついていませんでした。

レース中にハンガーノックになったのも初めてだったので一瞬DNFが頭をよぎりましたが、ジェルを3つくらいまとめて摂り復活するまでしばらく歩きました。途中でチームメイトに会い、松原スポーツ公園まで一緒に向かいました。

チームメイトたけちゃんの背中を追って

3周目(3:51:31/区間順位25位・4:12:02/区間順位44位)

Tシャツを着替えて予備で持っていたレインウェアを投入し、最終周へ。3周目出発時は大雨でした。

余力が残っていたため登りは走れるが、下りは全くスピードが出ず走れない。3周目で100kmに出走している友人数名とコース上で会うことができ、元気を貰う。

途中ボロボロになりつつ、最後のロードは全部走り切って3年越しのONTAKE100完走!

time22:43:56
男女総合33位/160人(女性3位)

ウェアリング

2周目 photo by黒田姐さん

Tシャツ:answer4(1•2周目)、Patagoniaキャプリーンクールトレイル(3周目)
レインウェア:Salomon Bonatti(1•2周目)、PatagoniaカルサイトJKT(3周目)
ショーツ:Patagoniaエンドレスランショーツ
キャップ:Patagoniaダックビルキャップ
ソックス:Patagoniaライトウェイトメリノパフォーマンスソックス
(1周目),OLENO(2・3周目)
シューズ:TopoAthletic MTN RACER2
ザック:Salomon ADV SKIN5
ヘッデン:LEDLENSER NEO10R
テーピング:NEWHALE

大雨でレインウェアがすぐ滲みてきたので、予備で持って行ったレインウェアに助けられました。

シューズも予備でもう一足持って行きましたが、序盤に回避不可な水たまりがあったので、気にせず足を突っ込みまくってました。汗

足裏に貼っていたテーピングは1周目を終えた時点でビロビロ剥がれましたが他はノートラブルだったので良かったです。

補給食

・ボディメンテゼリー12個くらい
・マグオン6個くらい
・男梅グミ3袋(エネルギー&足攣り対策)
・梅干し純(足攣り対策)
・黒糖わらび
・エイドのそうめん1杯とツユ1杯
・エイドのオレンジ

振り返って見ると、ちょっと足りないですね。思いのほか雨で身体が冷えてしまったのでもっと補給を摂っておけばハンガーノックも回避できたかなと思います。

男梅グミはレースに必ず持って行きますが、歩きながら補給できるし塩っぱくて足攣り対策にもなるしでオススメです!

ONTAKE100マイルを完走するには

・コースは違えども、今回の100マイルは2017年に100kmを走った時の倍の時間がかかりました。100kmを12時間前後で完走できる走力が必要かな と。

・100マイルはトップランナーでない限り全部走り通すのはキビシイ。
かと言って歩き通すと制限時間内に完走できないので、〝5分走って10分歩く〟的な自分のペースを作ったり、傾斜によって走りと歩きを使い分けて脚の疲労を分散させ終盤まで脚を温存できると良いと思いました。

・走る練習だけでなく、傾斜をパワーウォークする歩きの練習を取り入れたらベスト。自分は歩きの練習をしていなかったので、やっておけばよかったなーと、レース中盤のタレた時に思いました。

・レース前の練習は林道で3〜4時間走り続ける練習がメインで、その他は週1回チームでの坂や階段、トラック練習をしていました。
今回のコースでは周回毎に10km程度の長い林道の登りがあったので、峠走を何本かしておけば後半も粘れたなと後々思ったので峠走はした方が良いです。

ONTAKE100を終えて

ひとまず完走できたことに安堵しています。

2019年にDNFして今回は何としても完走したいという強い思いが先走り、レース直前まで不安とプレッシャーに押し潰されていましたが、始まってしまえば前に進むだけなので気持ちはラクでした。

全国から1000人以上が参加する大規模レースという事もあり、関東だけでなく関西の友人にも久々に会う事ができ、またコロナ禍で3年ぶりの開催ということもあったのでトレイルランナーが集う夏のお祭り感がハンパなかったです。

王滝村ではまだ土砂災害が復旧していないエリアも多数あると思いますが、そんな中試行錯誤してレースを開催してくださったことに心から感謝します。

ありがとうございました。

トモミ

PROFILE

トモミ | Tomomi Tsutsumi

堤 智美
90年代のヴィジュアル系を愛する元万引きGメン。6年前、ダイエットのためランニングとトイレルランニングを同時期に始める。今は走り終わった後ご飯を美味しく食べるために走っています。
 
TOMOMI'Sセオリーは「40km走った後はラーメンの汁は全部飲み干す」
 
主な出走レースは、ONTAKE100k,上州武尊140k,UTMF(山中湖126k),彩の国100k。昨年、島根の草レース「からすてんぐ100」で初めて100マイルを完走。
 
主な練習場所は高尾・男坂・エニタイムフィットネス。もくもくTRC所属。

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