(悪態はつきつつ)試行錯誤は続くヨどこまでも!
こういう時期にブログを書くのは正直しんどいなぁ。。。
と今週月曜日の時点では気持ち的に乗れずにおりましたが、一昨日アップされた礒村さんのブログを拝見して吹っ切れました。
ふぅ
と、いうことで、私は私に求められている役割に準じて、淡々と自分の取組みを晒す、という作業に徹するとします!(すみません!あがったテンションに乗っかって一気に書き上げたので文体が崩れていますが、全部新型コロナのせいっ!)
さて、今年上期の私にとっての勝負レースは5月末に開催されます。
現時点ではまだ開催可否などに関する情報は出ていない状態ですが、当然ながら今は開催されるつもりでトレーニングを続けております。
さて、本日はそのトレーニングでの試行錯誤に関して。
今シーズンも前年の反省を踏まえた見直しをかけて粛々とトレーニングに取り組んでいるところです。
試行錯誤の最中ですので何ら結論めいたことは書けませんが(永遠に試行錯誤の様な気もしますがw)僅かでも皆様のご参考になれば幸いです。
今シーズンの期分けについて
今シーズン、私が運用している期分けは①Base期 ②Intensity期 ③Specificity期 ④Taper期 の4つ。
勝負レースを上期と下期に1つずつ設定する私の場合、1年で①〜④を2回転させるイメージです。
尚、この期分けの仕方は以前のブログでも触れた“Training for the Uphill Athlete”も参考にしています。
①Base期
①は②③で追い込めるような身体をつくる期間。ジョッグをベースにしつつ、スピードトレーニングも入れて心肺能力の向上も意識します。
期間としては前年下期の勝負レース後の休養期間を経てから②に入るまで。ここは今後の土台になる部分ですので長めにとります。
④Taper期
勝負レース直前の④はレースに向けて疲労を抜きながらピーキングをしていく期間。
この期間の長さはこれまでの実験の結果から「レースの3週間前から」に設定しています(テーパー期間や仕方については個人差がある様な印象を持っています)。
②Intensity期、③Specificity期
①と④の間に挟まれる②と③は所謂“追い込み期間”となります(合わせて約2ヶ月)。
②は、目標とする勝負レースの距離を見据え、ある程度の距離を走り込む期間(今回は50マイルのレースにつき週間70〜90kmに設定して週毎に漸増させていく)。
③は、②に引き続き週間走行距離は維持しつつ(引き続き週毎に漸増させる)、更に、トレイルレースに特異的な垂直方向のトレーニングを付加する期間。
今シーズンの期分けは以上の運用になりますが、以下、昨年からの変更点に関して。
試行錯誤(1):追い込み期間に戦略的に“リカバリーウィーク”を設ける
「追い込み期間は追い込むのが目的だ」と考えていた昨年までは“疲労が溜まってきた”と感じた段階になって、休養期間を設けるか否かの判断をする、という運用をしていました。
これは「追い込み期間に限っては追い込むのが目的な訳だから、そりゃぁ疲労がある程度溜まるのは仕方がないぜよ」という考えに基づいていた訳です。(語弊が無い様に補足すると、このスタンスの運用はあくまで追い込み期間に限って、です。昨年までもオフシーズンやBase期にはきちんと適時で休養期間を設けていました。)
が、この運用だと「まだやれるんでは?」「もう少しやるべきでは?」というような気持ちが先行してしまい(だって少しでも強くなりたいですから)、休養を取る判断を下すタイミングが遅れる感覚がありました(実際、“休養を取らない方向”に判断のバイアスがかかっていたのではないか?と反省しています)。
やはり根性論が顔を覗かせる様な運用は心許ないのです。
そこで今シーズンは、システマティックに休養を取る仕組みを採用しました(サヨナラ根性論!)。
具体的には、追い込み期間(②と③)において、2〜3週間走り込んだ後の1週間は必ずリカバリーウィーク(週間走行距離の設定はしない。身体の疲労が抜けるまで基本は休養or軽いジョッグ)とする、というシンプルな運用です。
当然ながら、週毎の余力に従ってレストの可否を判断する余地を設けていませんので“もう少し追い込めたかもしれない週”も出てくる訳です。ですが、その部分によるロスがあることはグッと飲み込んで、より安全サイドでの運用に変えました。
一例として、私の直近のスケジュールを以下に晒します。
この運用に変えたことで、当然ながら身体の疲労が大幅に減りました(そりゃそうだ)。
その結果、走り込む2〜3週間をリフレッシュした状態で走れるようになり、リカバリーウィークを設けなかった昨年よりもメリハリがつく様な印象を受けています(直接比較はできないので、あくまで“印象”です)。
また、疲労が溜まり過ぎるとイライラしやすくなるため日常生活でそれなりの自制が必要になったりもしていましたが、そういうことも減る訳ですから、もしかしたら家族とのコミュニケーションや仕事での振る舞いにもプラスかもしれません。
更に、今は特に免疫力を落とせないご時世ですから、その点でも前向きな運用変更だったのではないか、というのが現時点の感想です。
試行錯誤(2):ランニング以外のトレーニングを積極的に設ける
これは「リカバリー目的のクロストレーニング」ということではなく以下の考えに基づく取り組みです。
要は、現実問題としてなかなか山には行けない状況の中、山に行かずして街中でどういうトレーニングをするとより効果的にトレイルランニングの競技力が向上するのか?
逆説的に言い換えるならば、自分の中でフンワリしたままだったトレイルランニングの競技力の定義決定(トレイルランニングの競技力とは一体何なのか?)をすることができれば、より効率的なトレーニングができるはず、そして、それは多分ランニング(坂道でのランニング等も含む)以外のトレーニングも含むはずだよなぁ、ということです。
尻切れトンボで大変恐縮なのですが、コレについては、まだ色々と試行錯誤中につき、ここにはキーワードの一部を列挙するに留めようと思います。
- ウォーキング、速歩き(実際、レースでも歩く時間は多いけどあまり練習してきていないという現実=伸び代)
- 不安定の経験(トレイルでは身体は常に“不安定”に晒されている訳だから日々のトレーニングで経験すべきはその“不安定”じゃないのか?そして、不安定下でどれだけ身体を緩めた状態に保てるか、がキーになるのでは?)
- 人体のロコモーションをより上位概念化して捉えると「肩甲骨と股関節の連動運動」ではないのか?(それらの連動の強化と、それぞれの可動域の拡張には大きな意味がありそうだ)
もしこの検討に見通しがついたら、またこのブログで共有できたら、と思いますが、永遠にその日は来ないかもしれませんw
寧ろ、上の列挙を見て、何らかビビッと来た方、是非アドバイスをください!(新しい終わり方!)
では!
Wash your hands!
Stay safe with your family!
オショー